七つの大罪の主人公であるメリオダスが率いる「七つの大罪」。七つの大罪は、キリスト教で用いられる思想の一つで、人を罪に導くきっかけや欲望の象徴として扱われる言葉です。それぞれの罪にはそれを司る悪魔がいて、その悪魔が人を罪に誘うとされていました。
今回は、七つの大罪のモチーフとなっている悪魔について紹介していきます。それぞれどんな悪魔がモチーフとなっているのでしょうか?
目次
七つの大罪にはモチーフとなった悪魔が存在する?

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作中におけるメインキャラたちの七つの大罪。七つの大罪メンバーは、自らが犯した罪によってそれぞれ大罪を背負っています。
このようにそれぞれが大罪を背負っているわけですが、実はこの大罪にはモチーフとなっている悪魔が存在するのです。
七つの大罪のモチーフになった悪魔一覧

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憤怒 サタン

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ルシファーと同一とみなされることが多いです。また、サマエル、サタナエル、ベルゼブブといった他の悪魔とも同一視されることが多いようです。「悪魔の王」として描かれることが多いですが、サタンが登場する文献は数多くあり、サタンに関しては様々な説が出回っています。
嫉妬 レヴィアタン

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旧約聖書に登場する海の中の巨大な怪獣。悪魔の9階級では、サタン、ベルゼブブに次ぐ3位に位置しています。悪魔祓いが通じない悪魔で、人に取り憑いた際には追い払うのが非常に難しいとされる悪魔。特に、女性に取り憑くことが多い傾向にあるそうです。
強欲 マモン

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もともとは新約聖書の「富」だったり、アラビア文献における「不正な財」を指す言葉でした。そこから神や悪魔とみなされるようになったため、「富」や「貪欲」の象徴となりました。悪魔の9階級では、最下位なので力はそこまでなかったよう。「富」の象徴というだけあって、人間に地面から金銀を掘り起こす方法を教えていたそう。
怠惰 ベルフェゴール

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もともとは古代神として崇められていましたが、キリスト教を浸透させる際に一神教説を用いるために排除され、悪魔とされてしまいました。中世ヨーロッパの伝説によると、悪魔界において「幸福な結婚は存在するのか?」という議論が起こり、それを確かめるためにベルファゴールが人間界に降りることになったそうです。ベルフェゴールは、女性に性的で不道徳な心を芽生えさせる力をもっていたので、女性を信じていませんでした。人間界を観察した結果、ベルフェゴールは「幸福な結婚は存在しない」という結論を導いたと言われています。
色欲 アスモデウス

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ユダヤ教とキリスト教に登場する悪魔の一人。激怒と情欲の魔人であったことから、「色欲」を司る悪魔となりました。魔導書「ゴエディア」では序列32番目の王となっていました。悪魔の9階級では下位に位置する。
暴食 ベルゼブブ

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もともとは古代オリエント世界で信仰されていたバアルの尊称でした。しかし、バアルへの信仰を嫌ったヘブライ人が「蠅の王」と蔑んで呼び出し、それが聖書に掲載される形で世に広まっていきました。近世ヨーロッパではベルゼブブはサタンに次ぐ強大な権力をもつとされ、実力だけならばサタンよりも上という評価だったようです。作物を荒らす蠅の外から人間を救うという一面もあったそうです。
傲慢 ルシファー

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ルシファーは、もともとはラテン語で「明けの明星」という意味で、「光をもたらす者」という悪魔のこと。また、魔王サタンと同一とされ、サタンの堕落前の天使を指す呼ばれ方でもつかわれます。ルシファーは、天使の中で最も美しく、最高位でしたが、創造主である神に謀反を起こし、自ら堕天使となりました。
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